今回の話はチャチャチャでも、ルンバでも、ラテンダンスのどの種目にも関わってくる重要なポイントですよ。
振り付けしてもらったら、そのダンスをこなすにはステップのカウントちゃんと覚えてなくちゃ、こだわりのダンスに進化しようがないし、何よりもパートナーに迷惑かけると思うのはわりと普通でしょうね。 一理ある。
でも、ステップタイミングわかったその後は、さっさと次のレベルにいきましょう!
まず ”&”カウント ですよね・・・
初心者にステップを教えているときに、先生側はまずはステップのそのタイミングでカウントをしっかり教えてくれますよね。
そして上級者になってきたらと言うことで、後から”and”カウントと言うことを教えたりすることがよくあります。
”and”カウントと言われてなんとなくリズムをとってみるけれど、やはりステップのカウントがありき、でしょうね。
ダンスの本場イギリス、イタリア、今ではアメリカやロシアなどは競技ダンス界では先進国と言えるでしょう。レベルが高いです。でも、そういう先進国でも初心者にはやっぱり同じやり方で教えるのかもしれません。
特別な教え方しなくても自然に見えるダンスが踊れるでしょうか?
私の考える限りでは、彼らはラテンの音楽の捉え方が日本人よりも自然で、その音楽性にはなじみの深い民族だったりするように思います。
カウント自体がある楽器の音のように捉えることができ、そのカウントに絡む他の楽器のセッションする音や、リズムを楽にイメージできる文化で暮らしてきている、という事です。
日本人なんだから・・・
一方で日本人はカウントを身体を動かす号令のように捉えてしまい間に入るandカウントも、一拍の長さを測るメジャーでしかない状態の人が多いのではないでしょうか?
カウントがまるで活字のように、音楽と分離した道具のようなものになりがちで。
な の で、日本人だからこそマジメにカウントしてちゃダメなんです。
リズムとして楽しめてなくちゃ身体に入ってこない。
ステップではないandのタイミングこそアクションしたい強い音なんだから、抑揚つけたり、そこを強調して歌のようにした自分のバージョンで音楽に参加しなくては。
ン ツァカ ツァッツァー ティカティカ ドゥン ドゥー
とかね。楽器のような擬音イメージで、ことばではなくて音っぽく。
擬音ではなくて数字を含めたカウントだとしても”&”を加えて抑揚がついたフレーズで言えるのなら構いません。歌っているかのように。
その中でもこのandの音っていうのをしっかり意識するわけ。
ちなみにルンバなら、長めに乗っている4のカウントのステップの、始めと終わりのandを強く意識する場面は多いですね。
3の音のあとのandと、1のあとのand。
あ、そのアクションがステップに繋がるから、カウントするならアンフォー、とかアントゥー、
ってことですからね。
”&”を強く言って、そこで区切ったら意味がないので。
ステップよりも ステップしようとするアクションのタイミング
無気力に身体が倒れていくようにしてる人でも、自然と足が出てステップはするものです。
自然な動きだとしても、リズミカルなラテンダンスのステップを踏んだと言えるのか?
否!
さあステップしよう、というアクションがあれば、リズミカルな動き、生き生きとしたダンスに見えるはず。
では、そのアクションはいつするの?
”&”でしょ!!
懐かしい言い回しはともかく、これをわかっていたら大きく印象が変わるはずです。
&のタイミングでリズムに乗ってアクションしたら足も振り出されてステップを踏む。素晴らしく自然な姿です。イメージできますよね!
リズムに乗って踊る人の姿はとても心地良さげなんですよね。
この心地良さそうな姿のイメージ、あなたのものにできますね。
まず音楽に参加するように、&を捉えた擬音フレーズをフィガーのそこら中に、たくさん当てはめてステップできるように訓練していきましょう。
是非どうぞ❗️