カッコいい、のワンランク上へ!

cool-eyecatch Toshihiko Nakamura

日常の生活の中だとすると、いちいちカッコつけると言うのはどうなんだろうと思う部分はありますが、ダンスをする時は非日常 !!

ですから 思い切ってカッコつけて良いのだと思います !

では、カッコつけるとはどういうことなんでしょうね?

トシヒコ
トシヒコ

誰でもカッコつける感じは知っている

一般に誰でも無意識に、ついカッコよくしたくなる時があります。

テンちゃん
テンちゃん

写真に写る時かな?

そう、いい感じに映りたいもので、ついつい「プチ緊張」を味わう人もいますね。

ラー君
ラー君

ピースしちゃうなぁ。

トシヒコ

カメラの前では、なんか、棒立ちよりは何かポーズはしたくなるよね。
せめて斜めに体を向けたり。

ハスに構える

斜めに構えることを、斜に構えるとかいて「ハスに構える」と読みますね。

日常で「ハスに構えている」というとあまり良い印象ではないかもしれませんが、カッコつけた態度でいるというニュアンスもありますね。

「カッコつける」とはカッコよく見せようとしている意欲を見せている状態です。

素直に正面を向くのではなく、斜めになった向きを見せているのはカッコつけているように見えますね。

実際にカッコいいんです。

なんとなく皆それをわかっているからか、写真に写る時は真正面向いて撮るのが普通という方は多くないと思います?

なぜ斜めがカッコ良いのか

このことは私の考える魅力美しさといったキーワードの元となることだと思っています。

人の体の造形はそれぞれにすでに美しいものと私には感じられます。

そこには、様々な曲線と立体の生み出すバランスが見えるから。

人が斜めに構えたとき正面からよりは奥行きが感じられその美しさを強調したように感じます。

ですから斜めに立つ事は基本的に自分の持つ体の美しさを正面の相手に対して強調する行為なのです。

美しさが強調されると、その魅力も増します。

カッコよさは「魅力」の要素の一つ

世の中の様々なものに人は魅力を感じます。

カッコよさはあくまでもその要素の一つでしかありません。

元々魅力と言うのは心を惹かれるというシンプルな事。

そのシンプルな心の動きが、ちょっとした複雑さがあることで増幅されます。

整っているようで、少し抜けたところがあるとか、少し悪っぽい人だけど、弱いものに対しては優しいとか。

単純ではない事柄、つまり「一筋縄ではいかない」とか「ちょっとひねりの効いた」物事には人の興味が強まったりします。

ラー君
ラー君

「ひねりが効いてる」ってなんか惹かれる要素なんだね。

ひ・ね・り

このひねりの効いたと言うところが大事なキーワードで、視覚に訴えてくる芸術性もそうなんです。

先程の斜めに構えたその人の体の中にさらなる絞りなどが見えてくるとその立体感の魅力はさらに増幅されるのです。

ラテンダンスのアクションの中にはこの体の捻りや、体の立体感を強調するアクションがたくさん入っています。

ポーズはもちろん様々なアクションにどれほどのひねりが効いているのか意識して訓練の中に取り入れてみてください。

もう一つ見えてくる魅力の要素

ここで、形というより表情やその雰囲気からもたらされる魅力の要素を加えます。

意欲が見える事

たまたま斜めに立っていて、その体の造形や立体感が美しく見えるのか、意識的にカッコつけようという意欲を持って見せているのか。

後者の意欲ある姿は自信の現れであり、その活力もまた人を惹きつける魅力となります。

レッスンで習った通りのポーズやアクションでは、無意識ながら斜めに構えて格好ついている状況から、

レッスンのヒントを元に、自信を持って訓練し、自分の魅力を見せつけようと意欲的にカッコつけることで、

その魅力はもう一つ上のランクに上がってくる。

以上のことから意識したい事は2つ!

・ひねりの効いた立体感が見えるポーズとアクション

・自分を見せつけようといいう意欲

ダンスの中にこの2点の魅力要素が含まれるように意識して訓練できると素晴らしい成果が期待できます。

踊る姿の美しさはもちろん、日常でもあなた自身の魅力が強く輝いてきそうですよ!

トシヒコ
トシヒコ

このアドバイス、ぜひ どうぞ!!

ABOUT US

トシヒコ元世界ラテンアメリカンダンスセミファイナリスト
中村俊彦です。ラテンアメリカンの競技ダンスに徹底的に打ち込んだリアルダンサーとしての苦労と成功の経験を生かして、ダンスを楽しむ皆さんへ役立つ情報をお届けしたいと思います。